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2007年度のフォーミュラ・チャレンジ・ジャパンでの参戦のビデオです。イゴール・ スシュコは1号車、H.I.S. 旅行 スポンサー、のドライバーでした。
フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)は、2006年、トヨタ、ニッサン、ホンダのグローバル自動車メーカー3社が協力して創設した新しいジュニア・フォーミュラカーレースである。その理念は「世界で活躍する有能な若手ドライバーの発掘と育成」および「日本のモータースポーツの裾野を広げ将来を支える人材の育成」という点に置かれて いる。
世界のトップレベルで活躍する選手は、若いうちに数多くの経験を積んで成長している。 その成長を助けるのが自動車メーカーを中心に設けられている各種のレーシングスクールとスカラシップ制度である。日本でもメーカー別にドライバーの育成システムが設けられてきたが、FCJはそのメーカーの枠を超え、実戦を通してより高度な育成を行うために 実現したカテゴリーだ。
FCJでは、あくまでもドライビングテクニックに焦点を置いたトレーニングを行うため、参加車輌はワンメイクであるばかりか、独自の改造を一切禁じた管理下に置かれる。モーターレーシングにおいて、道具であるレーシングカーの性能はセッティングの差も含め勝敗を決する大きな要因だ。しかしFCJでは敢えてその差をなくしてレースを行う。
その結果、ドライバーのテクニックが浮かび上がり、分析と訓練の効率が上がると共に、 優劣も明らかになる。
シリーズを通して優秀な成績を収めた選手には、上位カテゴリー(F3相当)へステップアップするためのスカラシップが与えられる。開催初年度であった06 年の成績優秀選手は、2人が全日本F3選手権へ、1人がフォーミュラ・ルノー英国選手権へステップアップを果たした。FCJは若いレーシングドライバーが腕を磨き、その才 能を証明してトップカテゴリーへ進出するための近道なのである。(-FCJ 公式サイト)